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にるば@nirvanaheim

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2022年06月06日(月)59 tweetssource

6月6日

@fzk06736

山田邦和@fzk06736

#鎌倉殿の13人
「近年の学説では、頼朝は『征夷大将軍』を望んだわけではない」という説明は誤りではないが誤解を与えかねません。頼朝は以前より「大将軍」になることを熱望していた。そこで朝廷は複数の「大将軍またはそれに相当する職」を検討して「征夷大将軍」に決し、頼朝は喜んでそれを受けた。

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6月6日

@fzk06736

山田邦和@fzk06736

⇨「大将軍」については『律令』の「軍防令」に規定がある。「将軍」は一軍の長であるが、「大将軍」は三軍(この解釈は難しいので省略)の長。大将軍は部下を天皇の認可なしに処刑できるという圧倒的な権威を持つ。

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6月6日

@fzk06736

山田邦和@fzk06736

⇨そして、平安末期には将軍の最高職は平泉の藤原秀衡も任じられた「鎮守府将軍」であり、源義仲の短期の「征東大将軍」を除くと「大将軍」はいなかった。頼朝の征夷大将軍任官は久々の「大将軍」復活だったのです。鎌倉殿頼朝にとって、この権威は大きい。

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6月6日

@fzk06736

山田邦和@fzk06736

⇨頼朝は建久元年(1190)に上洛して権大納言兼右近衛大将に任じられます。近衛大将は「京都にいる必要がある武官の最高職」。そこで頼朝は鎌倉に帰る時にこれを辞職。そして、同3年に征夷大将軍になることによって、「京都にいなくてもいい武官の最高職」となった。

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6月6日

@fzk06736

山田邦和@fzk06736

⇨それから、注意しなくてはならないのは、中世の官職は、現職であることに意味がある場合と、たとえ辞職しても「それに任じられた実績」がモノをいう場合がある。頼朝は後者。だから頼朝のことを「前右大将家(前右近衛大将)」ということがあるが、これは十分なる権威となっていました。

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6月6日

@fzk06736

山田邦和@fzk06736

⇨つまり、頼朝は前右大将でありかつ征夷大将軍であるということは、「京都にいる必要がある武官の最高職の経験者としての権威を持つとともに、京都から出て東国を軍事的に制圧する権限を持つ武官の最高職」となったわけです。あくまで形式論の話ではありますが。

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6月6日

@fzk06736

山田邦和@fzk06736

⇨「征夷大将軍は単に『蝦夷』を攻めるための将軍」ではない。日本は首都に常設の大軍団は必要なかったので、近衛大将は名誉職と化した。京都の「西」は大将軍が必要となる戦争はなかったし、日本の地理的条件からして「北」「南」はない。唯一、大将軍が必要となるような戦争がありうるのは「東=夷」

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6月6日

@fzk06736

山田邦和@fzk06736

⇨追記:「源義仲の短期の『征東大将軍』を除くと『大将軍』はいなかった」は不十分でした。平清盛薨去の直前に後継者の宗盛が畿内および近国の「惣官」に任命されており、これが「大将軍」相当職と認識されていました。

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6月6日

@fzk06736

山田邦和@fzk06736

⇨ですので、#鎌倉殿の13人 で「頼朝が大将軍を望み、朝廷はいくつかの候補を検討した結果『征夷大将軍』に任命した」と解説されていたのと、「頼朝が征夷大将軍任官を小躍りして喜んだ」という描写は、正しいです。このあたりは時代考証の3先生が十分に指導されておられるのだと拝察いたします。

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6月6日

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にるば@nirvanaheim

Google Mapで多摩地域を眺めつつ雑に「観光地」で検索したところ、なんか「パルテノン大通り」なるマーカーが示されたのですが、投稿写真やストリートビューを見てもエンタシスが一切存在していないようなので、「流石に、ナメてんの?」となったところでした。 goo.gl/maps/hLosWtaq4

posted at 00:30:56

6月6日

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にるば@nirvanaheim

平安来の日本、所詮は宋に成り損ねた体制ながら*、それでも北魏隋唐での実験を継ぐ律令国家ではあり、以降体制は律令制という基盤へのハッキング・外付け機構として成立しているから、貴族なる観念のスッキリ適合しなさがすごい。(*成り損ねたと言うとまるでなれそうだったかのようだが当然違います)

posted at 18:45:58

6月6日

@nirvanaheim

にるば@nirvanaheim

まあ地下家とか言われたような、下級貴族ということになっている、朝廷の実務官僚層を構成したような層は果たして「貴族」なのか、という話題なのですが、実際ここのボーダー感はすごく、なるほど概念の外縁・境界を攻められているなと感じ入りました。

posted at 18:51:52

6月6日

@HASSANKONAKATA

中田考@HASSANKONAKATA

日本人留学生が多く、治安がよいといわれているカナダのトロントでさえ、殺人死亡率はカイロの2倍。ロンドンで3倍、ソウルでは5倍です。近年治安がよくなったといわれるニューヨークでは10倍以上です。
つまり、東京並に安全な海外留学を望むならば、最もふさわしいのがカイロなのです。

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6月6日

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にるば@nirvanaheim

@Masinissa2016 大江広元は、殿上人の子として生まれたということながら地下の中原家に育ち、実務官僚として世に出つつ結果新興勢力の中心人物となって、晩年に国司に任官しつつ実は生まれの家だからと堂上家最末端の大江氏に改姓する、と色んなラインを反復横飛びした感じが面白いなとなりました。

posted at 19:23:09

6月6日

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にるば@nirvanaheim

理念として、貴族という概念と役人・官僚という概念を対にして並べた時にどう異なるかというと、まあ貴族がその力の源泉を家産、私有の権利として保有している一方で、役人・官僚はあくまでそれを与えた者の代理として力を行使している、王権の一部分を代行しているに過ぎないという差であって……

posted at 19:38:51

6月6日

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にるば@nirvanaheim

なので官僚の梯子を王(や皇帝)は理論上任意に外すことができる一方で、貴族は理論上王が有するのと同種で別個な力で対抗し得る(もちろん王はそれ以外の種類の力も有しているから王なのだが)、という違いがあって、その力というのは端的には土地(とそこに住む人)への支配権ということになると。

posted at 19:39:32

6月6日

@nirvanaheim

にるば@nirvanaheim

この性質上、王がある領地に封じる貴族の初代というのは王の官と区別がしづらい境界的な性質のものになるわけですが、一度子世代に継承されてしまったらそれは既得権益として確立しているわけだし、授受をした人間関係もなくなっていくので、差が明瞭化していく。

posted at 19:42:04

6月6日

@nirvanaheim

にるば@nirvanaheim

(それはそれとして集権化を進めたい王権はその確立した既得権をなんとかして侵そうとするもので、貴族の親から子へと継承されるタイミングこそ、権利が不安定化して介入すべき瞬間ということになる)

posted at 19:43:56

6月6日

@nirvanaheim

にるば@nirvanaheim

それはそれとして平安律令国家では理論上中央集権が定義されているので、貴族に固有の領地というものがなく(公地公民をしようとしていたので……)、固有の税収というものがない。土地からの生産を固有に保証されているわけではなく、軍事にも商業にも依存していない。

posted at 19:50:13

6月6日

@nirvanaheim

にるば@nirvanaheim

平安貴族の勢力基盤というのは、律令的体制における国家の権能を操作したりバイパスしたりする権利であり、それによって税収を掠めるという権益の結晶が荘園という体制だったと。

posted at 19:52:21

6月6日

@nirvanaheim

にるば@nirvanaheim

試験官僚制など到底支えられない社会構造だったところに中央集権的法治という体制形式を舶来ドドーンという勢いでいきなり持ってきた結果、世襲官僚という様態が統治層の構成原理そのものになってしまった。

posted at 20:01:10

6月6日

@nirvanaheim

にるば@nirvanaheim

そして世襲官僚と言ってもキレイに伝承体制を作れるのは上層の家門なので、下層では売官と養親子制が結びつき……

posted at 20:04:23

6月6日

@nirvanaheim

にるば@nirvanaheim

@Masinissa2016 大陸の体制はまあ、宋で貴族制が終わったねそれまでしばらくは過渡期だったねでいいと思うんですが……(固有に領地を経営する貴族が名誉ある王官に就くという様態それ自体は別に西洋でも普通ですし)

posted at 20:18:07

6月6日

@nirvanaheim

にるば@nirvanaheim

@Masinissa2016 日本はなんかその過渡期が千年くらい続いた謎の地域だったなという感じですね。「家」に対する「血」の相対的軽視というのも基盤文化になっていくわけですし……

posted at 20:19:21

6月6日

@nirvanaheim

にるば@nirvanaheim

もちろん、「苦しんでいるのは理解している」がモスクワ派ウクライナ教会の離反などに対応した発言でありイケイケ一辺倒ではなくなっている、という辺りまでは特に一々疑義を呈するところではないだろうが。

posted at 20:24:21

6月6日

@nirvanaheim

にるば@nirvanaheim

@Masinissa2016 (貴族体制のさなかでの儒の理想を目指した官吏登用法の模索という意味では中国でも古代から過渡期であって普通に過渡期は千年あったのでは、という気がしてきました)

posted at 20:49:44

6月6日

@nirvanaheim

にるば@nirvanaheim

@Masinissa2016 いやまあ、いずれにせよ中国の成果(途中経過ながら)を突然移植した結果別様なことになったという話は変わらない気はします。これから何百年かで結局同化したという話になってもそれはそれでおかしくはないですが。

posted at 20:57:45

6月6日

@nirvanaheim

にるば@nirvanaheim

@Masinissa2016 ifをもてあそぶ範囲で、日本が大陸政権に統合された暁に皇室が残るとして、その時になんちゃら奉祀官といった特任官に任じられるかとか、どういった氏で登録されるか、やはり古例を踏襲して阿毎氏とされアメノヒロヒトのような名辞が復活したりするのか、とか考えている方が楽しそうですな。

posted at 21:12:51

 

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6月6日

@yu_nagi2

夕凪@B級眼鏡@yu_nagi2

「いい話だなあ」という幸福感が読後に1分も続かないで「アイルランドに住んでるんかあ……じゃあやっぱりアイルランド王家だよなあ……」と思ってしまう己をなんとかしたい…

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retweeted at 21:16:24

6月6日

@yu_nagi2

夕凪@B級眼鏡@yu_nagi2

なおイングランド王家の分家や称号だとしてもまずいですからね、いろいろ。そうなるとファインともう一人お姉さんウマ娘がいることが確定するんですよ、あのお騒がせ王家に!(問題発言)
どんなことになるか想像もつかない。

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retweeted at 21:16:28

6月6日

@shin_akagi

赤木真紅朗@shin_akagi

アメリカ的な正義を日本の社会に持ち込んだらヒーローって概念メチャクチャになるから、実はヒーローを描くってことは社会を描くことであり、だから世界各国で独自のヒーローが求められるというジャンルではある

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retweeted at 22:04:46

6月6日

@shin_akagi

赤木真紅朗@shin_akagi

江戸時代なら成立するけど現代では無理なヒーローいくらでもいる(暴れん坊将軍の前提になってる江戸幕府は現代では存在しないし)

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retweeted at 22:04:48

6月6日

@shin_akagi

赤木真紅朗@shin_akagi

ヴィジランティズムの化身であるバットマンが何度もリブートされるのは、社会が変わったらヒーローも変えないといけないからで、普遍性の高いスーパーマンはバットマンほどアップデートの必要が無い、などのアレもある

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retweeted at 22:04:51

6月6日

@nirvanaheim

にるば@nirvanaheim

まあ銃規制の声が前世紀より高まっているとしたら、それはアメリカでも大都市への集中が進んでいるという事実の顕れではある。

posted at 22:13:30

6月6日

@nirvanaheim

にるば@nirvanaheim

@Masinissa2016 おつかれさまです。個人的には、「今は新時代だと思って、古典的な基本的対概念A・Bの何か境界事例を挙げ『このようにA・B分類法では適切に扱えない事柄があるのでA・Bはもはや有効な概念ではない』とか言い出す」輩の方に何言ってんだコイツ感を覚えますね。 #ウヨウヨいますが

posted at 23:02:59

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