各所で報告してきた,昨年の台風15号に伴う災害時の静岡市における家屋被害の(大幅な)重複計上の件、静岡新聞が独自取材で記事にしました。静岡新聞WebとともにYahooニュースにも載っています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a9389629d40ef9c686398ced904ca162bd18bfcf…
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各所で報告してきた,昨年の台風15号に伴う災害時の静岡市における家屋被害の(大幅な)重複計上の件、静岡新聞が独自取材で記事にしました。静岡新聞WebとともにYahooニュースにも載っています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a9389629d40ef9c686398ced904ca162bd18bfcf…
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当方がこの大幅な重複計上の可能性に気づいたのは10月中旬のことでした。その後、10月24日の静岡「県」発表資料からは、「「全壊、半壊、一部損壊」と「床上浸水、床下浸水」に重複計上がある」との注記が入りました。これは適切なことだったと思います。
https://www.pref.shizuoka.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/043/699/1024saitai.pdf…
posted at 10:50:29
災害時に発表される人的被害や家屋被害の数値は、時間が経つにつれて大きく変化します。「状況が判明するにつれて増えていく」と思われがちですが、むしろ総数は減ることが珍しくありません。下記論文の図5に例があります。
http://www.disaster-i.net/notes/20170317_0229.pdf…
posted at 10:50:29
また、家屋被害の内訳が大きく変化することが最近の風水害では一般的です。1ヶ月後以降くらいに、床上の比率が大きく減少し、全半壊の比率がその分増えるなどです。上記論文の図6がその例です。
posted at 10:50:30
災害直後に発表される家屋被害等の数字が混乱してしまうのはむしろ当然のことでとやかく言うことではないと思います。しかし(一般的な規模の風水害で)数ヶ月経っても「何倍」という規模で重複計上があるという例はあまり見たことが無く、いささかどうかと思っていました。
posted at 10:50:30
大変なことが起きたのだし多めの計上は構わないのでは、という考え方もあるかもしれません。しかし、災害時の家屋被害数はその災害の規模感を示す場面で多用され、いわば数字が一人歩きします。厳格に正しい数字にするのは難しいと思いますが、なるべく実態に合った数字が望ましいと思います。
posted at 10:50:31
静岡新聞Webの方の記事も挙げておきます。内容はYahooニュースと同じ。https://www.at-s.com/news/article/shizuoka/1224790.html…
posted at 10:55:39