昨日公開したnoteの記事で台風15号に伴う静岡の大雨について、降水量の特徴を速報しましたが、その中でも記述した静岡での雨の降り方についてツイートでも挙げておきます。
https://note.com/disaster_i/n/n1d5454a86f6f…
posted at 21:43:30
Stats | Twitter歴 4,803日(2010/08/11より) |
ツイート数 17,610(3.6件/日) |
表示するツイート :
昨日公開したnoteの記事で台風15号に伴う静岡の大雨について、降水量の特徴を速報しましたが、その中でも記述した静岡での雨の降り方についてツイートでも挙げておきます。
https://note.com/disaster_i/n/n1d5454a86f6f…
posted at 21:43:30
今回の豪雨で気象庁観測所中で最多の24時間降水量を記録したのは静岡(地方気象台)で、1976年以降最大値を更新しました。ただ、静岡の過去の豪雨としてよく知られているのが1974年七夕豪雨ですが、AMeDAS観測網整備直前の大雨なので、よく使われる1976年以降の統計値には含まれていません。 https://pic.twitter.com/Ps3Hey51jw
posted at 21:43:31
このときも静岡が最多雨域でしたので今回と同様な図を作ってみると、ほとんどの降水継続時間において、七夕豪雨の時の降り方の方が今回の豪雨を上回っていることがわかります。24時間降水量についてみれば、今回は417mm、七夕豪雨時は508mmです。 https://pic.twitter.com/yllK7a4mXY
posted at 21:43:32
「七夕豪雨を上回らなかった」では話題にはならないでしょうね。でも、今回を上回る雨が過去には記録されていた、というのは、今後もこの程度は十分ありうるということでもあり、注意していかなければいけないことだとは思います。
posted at 21:49:52
本日9月30日は、今回の豪雨による被害を受けた静岡市清水区の興津川上流域をみてきました。この地区に固有にみられることではないですが、印象に残った現場の写真をいくつか。
posted at 22:24:47
まず、河川沿いの道路で、河川側の護岸は残っているが道路部分だけが崩落したケースを下流側から撮影。静岡市清水区中河内地区。 https://pic.twitter.com/7Hr0bpMSOZ
posted at 22:24:48
こうしたケースで人的被害が生じた例が今回の豪雨でもあったことは、先日のnote記事でも報告しました。
https://note.com/disaster_i/n/nb5ba82d1b170…
posted at 22:24:49
上流側からズームして撮影。昔の護岸らしきものが見えるので、拡幅した道路部分が崩落してしまったのかもしれません。これは先のnote記事で挙げた本川根町の現場と類似しています。 https://pic.twitter.com/W0KDLWyqnp
posted at 22:24:50
崩落した付近を対岸から。護岸の下部に少し隙間が見えます。こうしたところから水が入り、道路部分の土が抜け落ちてしまった可能性が考えられそうです。 https://pic.twitter.com/N2MamENmQi
posted at 22:24:51
本日9月30日に撮影した写真からもう一件。静岡市清水区の山間部では、道路などに土砂が流出している現場が多数みられました。これはその一例で清水区大平。道路に堆積した土砂が片付けられた後なので流出時より高く積み上がってはいますが、周囲にも広がっておりかなりの土砂が出た印象です。 https://pic.twitter.com/gCwvCU16rP
posted at 22:34:44
ところでこれだけの土砂を運び出した川ですが、今みると幅1m程度のごく小さな「水路」という方がしっくりくるようなものです。しかし、土砂が流出した川の多くはこうしたごく小さな川です。 https://pic.twitter.com/nmJehUxhoT
posted at 22:34:46
この小さな川の背後を見上げると、山の奥まで伸びるはっきりとした谷があり、ここから流れ出ているとわかります。土砂というのは訳もわからないところから出てくるのではなく、谷筋に沿って流出してくるもので、一見小さな川でも多くの土砂を運び出してくるものだということを改めて実感しました。 https://pic.twitter.com/lhgfi5mJTL
posted at 22:34:47
ちなみにこの場所は土砂災害警戒区域(土石流)で、斜面に近いところは土砂災害警戒区域(急傾斜地の崩壊)でもあります。
posted at 22:38:01
先ほどの写真でもわかりますが、下から見上げる限りでは斜面が大きく崩れている様子は見られません。本日みた範囲では概ね同様で、相対的にみれば大規模な斜面崩壊が多発していると状況ではないようです。それでもこれだけの土砂が出て影響を受けてしまうのがつらいところです。
posted at 22:45:02
本日9月30日に撮影した写真から。この写真の地点では少なくとも橋の欄干より上まで洪水が流れたことがわかります。静岡市清水区清地付近。 https://pic.twitter.com/xzItT8npqL
posted at 22:56:24
山間部の堤防がない河川は「洪水」と無縁な気もしそうですがそんなことはありません。山間部では低地が少ないので浸水の範囲は狭くなりますが、川の近くの低いところが洪水に見舞われ、「山地河川洪水」とも言われます。
posted at 22:56:24
水は、水深が深く流速が速くなるほど大きな力を持ちます。山地河川洪水ではこうした条件が整いやすいので、水の力だけで川の近くのものが破壊されることがあります。ここではカーブミラーなどが損壊していますが、平野部の川から離れた場所での洪水ではこうしたことはあまりみられません。 https://pic.twitter.com/SfBLsRyHLB
posted at 22:56:25
明日10月1日午前は、静岡朝日テレビ「とびっきり!しずおか土曜版」にスタジオ出演の見込みです。 @tobikkiri_satv #とびっきり
posted at 23:13:44