食人ネタというと、TVアニメ『グリザイアの果実』最終エピソードが「樹海に取り残された美少女達の食人」譚となっていて、一寸吃驚。その地獄を生き延びたヒロインが「食べていない」ということは、あるアイデアを持って保証されているという展開ではあるものの。
posted at 22:29:38
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食人ネタというと、TVアニメ『グリザイアの果実』最終エピソードが「樹海に取り残された美少女達の食人」譚となっていて、一寸吃驚。その地獄を生き延びたヒロインが「食べていない」ということは、あるアイデアを持って保証されているという展開ではあるものの。
posted at 22:29:38
「人間が生きていくということは、他人を押しのけ踏みにじること、つまりは他人喰らうということと同義なのだ」といった、道徳的な了解にも捉えること出来かねない武田泰淳『ひかりごけ』よりも、厭なニヒリズムに届いているかのようで…。 映画『マタンゴ』ラスト
posted at 22:11:35
…それにしても映画『マタンゴ』のラスト、主人公は「自分はマタンゴを食わなかった」と語りつつ、しかし画面に映し出される映像はその「証言」とは別なことを露わにしてくるという展開は忌わしく。一寸、大岡昇平が観たならば、どのような感想を語って来るか、聴いてみたくさせられるものが。
posted at 22:04:00
埴谷の「緊密に注きこまれて」との形容、まさに!と思えますね。 「フィクションかノンフィクションか?」で区分けし得ないものが見えてくるところに、『野火』の凄みが在るような気が致します。 @odd_hatch: 大岡自身の感覚と思索が緊密に注ぎこまれて、あの『野火』ができた
posted at 23:51:02
@atoreides 埴谷「この司令部からも病院からも追いだされてレイテの原野を坊径する暗号兵の人物と、人肉食と、食前儀礼をする狂人の三人がアマルガメイトされ、そしてそこに、大岡自身の感覚と思索が緊密に注ぎこまれて、あの『野火』ができたわけだ」大岡昇平/埴谷雄高「二つの同時代史」
Retweeted by アトレイデス
retweeted at 23:43:45
映画『マタンゴ』、食ったものを同化してしまう「マタンゴ」を食うことは「マタンゴになった人間」を食うことと同義ともなり。 ラストで主人公によって語られる奇怪な「マタンゴの島」への郷愁は、なにやら凄まじいものを(様々な水準で)孕んでいるかの…。
posted at 23:42:41
そうか、武田泰淳『ひかりごけ』から『マタンゴ』、『一本刀土俵入』から『フランケンシュタイン対地底怪獣』…いずれも木村武=馬淵薫の流れを想定できるわけか…http://d.hatena.ne.jp/maricozy/20100111…それにしても馬淵薫、『一本刀』まで、あんな極限状況のドラマにしてしまうんだね…
Retweeted by アトレイデス
retweeted at 23:36:38
たしか映画『マタンゴ』の原作でしたよね...。 RT @miduse 武田泰淳の『ひかりごけ』って無人島に漂着した船員が唯一の食糧であるヒカリゴケを口にしてコケ人間に変身してく話ですよね…あれ、違ったかな?
Retweeted by アトレイデス
retweeted at 23:36:19
自分的に気味悪くてヒットした日本映画は、「マタンゴ」と「ひかりごけ」。もうどちらもほとんどうろ覚えだけど、マタンゴは海外の小説で似たようなのがあったことを覚えてる。ってかあれが原作じゃないのかな?
Retweeted by アトレイデス
retweeted at 23:36:15
…大岡昇平の伝えるフィリピンの学生たちの『野火』受容、武田泰淳『ひかりごけ』後半での、人肉食の船長が「殉教者」の様に描かれてくる展開も想起させてくるかのような。
posted at 23:34:49
『野火』、書き手大岡昇平の「自分は食っていない」という立場が、作中内ではメタに確認し得ない故の驚きというものが在り。 正直な処、日本の受け手もまた、書き手が「食っていない」フィクションであると明言したが故に『野火』を受け入れたのではない、とも感じられるのだけれど。
posted at 23:28:11
大岡 …食ってないのかって、とたんに評判ががた落ちになっちゃったそうです。フィリピン人の感覚、われわれとは全然違うんですね。…『野火』はフィクションで、ぼくは人間を食ってないんだというのも、日本の社会に許容される条件でしょう。
石原吉郎―大岡昇平『極限の死と日常の死』から
posted at 23:16:18
大岡 …この(『野火』の)作者は人肉を食っているに違いない。そして小説を書いたならこの人は殉教者で、神様みたいな人だって、ぼく、とっても評判よかった。ところが『俘虜記』もフィリピンの雑誌に翻訳されているのですが、それを教えたら、なんだ、これはただの弁解じゃないか、…
posted at 23:11:45
石原吉郎と大岡昇平の対談『極限の死と日常の死』読む。『野火』の人肉食の主題についてのそれぞれの国々のリアクションが記されてきて面白く。
大岡 フィリピンの大学へ行ってた知り合いがいまして、『野火』の英訳を学生に読ませたんだそうです。フィリピン人の感覚だと、…
posted at 23:07:26
雲ながれさびしき音を立つるなり卑小なる者ピアノよ、汝(なんぢ)は
―葛原妙子『をがたま』より
絵:ホイッスラー「ピアノに向かって」 https://pic.twitter.com/UdHZfar1Ij
Retweeted by アトレイデス
retweeted at 12:37:41
〈蝉捉へられたる短き声〉や、鶴の〈くるる〉、葛原妙子の歌の中の、声の反響、音世界、面白いものが! そして〈白鳥の声を聞きしことなし〉という「声の不在」への気づき!
posted at 12:35:31
蝉捉へられたる短き声のしてわが髪の中銀の閃く ,(葛原妙子) ,『朱霊』
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retweeted at 12:26:45
白鳥は水上の唖者わがかつて白鳥の声を聴きしことなし ,(葛原妙子) ,『葡萄木立』
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retweeted at 12:20:47
「いづこかに」と見えぬ遠くを詠いながら、目に見えぬはずの「くびあげて」を確かに感じている。啼き声を通じた不思議な感応を感じます。 RT @higashin: いづこにか鶴らしきもの啼くを聞く くるる、くるる、とくびあげて啼く 葛原妙子『朱霊』
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retweeted at 12:19:52
水中より一尾の魚跳ね出でてたちまち水のおもて合はさりき 葛原妙子 水の裂け目。葛原の視力へのおそれ。見えていないのは、わたしたちではないか?
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retweeted at 12:16:35
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葛原妙子、朗読も凄まじい!!! 声自体もその高音に吃驚させられてしまうのだけれど、「もんぺ」が「もん」で発語がいったん途切れて「ぺ」音が投げ出される、意味を断つようなリズムにゾワリとさせられるものが!
posted at 11:49:36
♗鏡谷(メフィ)𝔎𝔞𝔤𝔞𝔪𝔦𝔱𝔞𝔫𝔦 🐝@GDPiacere
https://www.youtube.com/watch?v=jVWQvqEf_rU#t=112…
葛原妙子の朗読を聴いた。
いやあこれは凄まじい。ヘッドフォンつけて聴くと、虹いろの甲虫のむれに脳のシワをなめまわされるような、キチガイな気分になってくる!!
不気味なニオイまで漂ってくる・・・・
畏れ入った。
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retweeted at 11:42:54
…石原吉郎-中桐雅夫、交互に「びっくり」という言葉を用いあって、葛原妙子の歌が持ったインパクトを伝え。
posted at 11:41:26
石原 (…)ぼくは、葛原妙子の短歌で吃驚したのが一首あってね。
晩夏おとろへし夕 酢は立てり一本の壜の中にて
という歌ですが、その発想にはびっくりした。まさに詩だとおもったんだけれどね。
(石原吉郎―中桐雅夫対談『俳句と青春』から)
posted at 11:36:37
中桐 (…)これは葛原妙子さんの歌で、「わがうたにわれの紋章いまだにあらずたそがれのごとくかなしみきたる」っていう……。
石原 「かなしみ」という言葉が使えるのは短歌ですよね。俳句では使えない。ぼくは、葛原妙子の歌でびっくりしたのが一首あってね。(…)
posted at 11:32:55
『石原吉郎全集 第三巻』収録の、石原―中桐雅夫対談を読んでいたら、二人の詩人による葛原妙子歌への驚きが語られてきていた。
中桐 (…)この間、中井英夫さんの『黒衣の短歌史』読んだら、(…)その中の引用歌で、自分の詩にひき比べてびっくりした歌があるんです。(…)
posted at 11:28:53
エスペラント/詩『Ho, mia kor'(ああ、我が心臓よ)』に節を付けて歌っています。 YouTubeリンク
http://www.youtube.com/watch?v=wlsMbKL3LDc&feature=related… 字幕もエスペラントです。
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retweeted at 11:46:16
野田ちか子✨日本一縁起のいいカメラマン📸📹✈️@ChikakoNoda
先述した私の1人バンド、Zemankovaのpluvoはこちらで視聴できます。
エスペラント語の創始者のザメンホフさんが100年以上前に書いた詩「Pluvo」に、曲をつけた作品です。
他にも3曲UPしてます。
よかったら聴いて下さい!
http://j.mp/lHoRuK
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retweeted at 11:45:05
…葦原将軍の習得の水準如何では、エスペラント語における、ロシア未来派の超意味新造語「ザーウミ」のようなものも生まれ出ていたのではないか?などとも妄想させられてしまい。 賢治のエスペラント詩と共に、ついついこちらも気になってしまっています。 @yasu_kum:二重の亀裂
posted at 23:14:36
本当に! エスペラントの土着化、言葉自体が孕む生成変化を露わにしてくるものとも感じられますね! エスペラント、玄洋社の頭山満の勧めで、松沢病院の有名な患者葦原将軍も学んでいたそうですが、ここからなどは… @yasu_kum:二重の亀裂をもたらす可能性
posted at 23:07:05
「言語の在り方」と「国際社会での覇権」、嘗ての問題でなく、現在進行中の問題でもありますね! エスペラントを学んでいたある方などは、エスペラント自身もやはり特定語圏に基づいており、新たに「ウラル-アルタイ語圏の新語」作るべきではないか、と。 @odd_hatch:@yasu_kum
posted at 22:46:43
ベルクソンの連盟公用語化への反対は、身体=記憶と無縁の人工言語への批判を口実に、実際には仏語というメジャー言語の覇権に結びついてますが、エスペラントのクレオール化は、その主張に二重の亀裂をもたらす可能性を秘めてますね!RT@atoreides田中克彦『エスペラント異端の言語』
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retweeted at 22:14:45
@atoreides あわせて、先駆けて共産主義国家を設立したロシア文化とロシア語が共通語であるべきであり(少数民族にロシア語を強制するなど同化政策がが推進された)、エスペラントのような人工言語の共通語化はロシア語の優位を相対化するので反革命になります。@yasu_kum
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retweeted at 22:14:41
@atoreides 私見ですが、一国社会主義では、大国ソ連にその他の社会主義国は個別に服従するべきなので、エスペラントのような横の連帯がソ連の監視外で行われることを制限、抑圧します。(続く)@yasu_kum
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retweeted at 22:14:38
田中克彦『エスペラント 異端の言語』によると、賢治のエスペラント詩は日本語の文法に引きずられて、田中曰く「エスペラントのクレオール語化」ともいうべき現象が起こっているそうですね。 何か、詩によってエスペラントから更に別な可能性が起っているような…。 @yasu_kum:賢治
posted at 17:50:01
そういや銀河鉄道の夜の劇中で使用されたのにサウンドトラックに未収曲あったな。ちょうど家庭教師が語るシーン。英語だと思ってたらエスペラント語だった。/賛美歌306番(320番) (1:06) http://nico.ms/sm6618060 #sm6618060
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retweeted at 17:37:12
KAGAYAさんの「銀河鉄道の夜」といい、三陸鉄道といい、今年のイーハトーブ賞は鉄道がらみだった。宮沢賢治が愛した岩手軽便鉄道、今の釜石線にはエスペラント愛称がついている。エスぺランチストとして、そのことを今後も、宣伝していきたい。#宮沢賢治 #エスペラント
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retweeted at 17:36:33
銀河鉄道の夜 ファイナルテーマ Gingatetsudou no Yoru - Final Theme 当時のLPのジャケ。デザインは羽良田平吉。エスペラント語で表記。直接LPから録音したらしくノイズ混じり。細野宇宙音楽の極北です。 http://youtu.be/4bY7i8lMXIk
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retweeted at 17:35:53
@atoreides 岡村民夫氏の名著『柳田国男のスイス』(森話社)で知りました。賢治は、地名の“~o”自体、エスペラントの影響という説もあるようですね。アニメ『銀河鉄道の夜』の字幕は全編エスペラント語で…朗読聴いてみたいですね。
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retweeted at 17:32:36
高杉記述の通りならば、政治と、言葉の在り方との闘争の、その激烈さが伺えますね! スターリンにはエスペラントが、民族の母語教育を重視する彼の言語学を揺るがすものと感じられたのでしょうか。 @odd_hatch: @yasu_kum エスペラントの理念が「一国社会主義」論とあわない
posted at 17:31:51
@yasu_kum @atoreides 高杉一郎の受け売りですが、1930年代多数の国にエスペラントを通じて国際共産主義運動をする左派がいた。エスペラントの理念は「一国社会主義」論と合わないので、スターリン時代にソ連のエスペランティストは収容所送りになった。とのことです。
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retweeted at 17:06:50
岡和田晃_Akira OKAWADA@orionaveugle
生前の向井豊昭と交流があった、エスペランティストの三ツ石清(1913~2009)の『エスペラントは「私の大学」だ』が刊行。http://www.jei.or.jp/libro/watasi.htm 各地を放浪し、60年代には「日雇いの学者」としてTVで紹介されたことも。三ツ石清名義の書籍刊行は初めてのこと。
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retweeted at 17:06:36
岡和田晃_Akira OKAWADA@orionaveugle
「「エスペラントよろず談話室」で、「幻視社」7号掲載の向井豊昭のエスペラント小説をご紹介いただきました。ありがとうございます。http://6607.teacup.com/helesp/bbs/2045
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retweeted at 17:06:23
岡和田晃_Akira OKAWADA@orionaveugle
向井豊昭の項目もあります! 刊行!『日本エスペラント運動人名事典』(ひつじ書房、2013) http://www.hituzi.co.jp/hituzibooks/ISBN978-4-89476-664-8.htm…
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retweeted at 17:06:13
岡和田晃_Akira OKAWADA@orionaveugle
「幻視社」最新号には、向井豊昭の作品が載ります。「早稲田文学6」に掲載された「用意、ドン!」と対になる、エスペラント小説「Saitô-Hidekatu」です。ローマ字運動の先駆者・斎藤秀一の評伝小説。初出は1976年、今では北海道の一部施設でしか読めない、きわめて貴重な作品です。
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retweeted at 17:06:08
岡和田晃_Akira OKAWADA@orionaveugle
「用意、ドン!」の本文は、東條慎生氏が文字起こしをしたもの。私は同誌に解説文「二〇一三年の向井豊昭」を寄稿しております。「用意、ドン!」ははじめて向井豊昭を読む人にも、入りやすい作品です。また向井とエスペラントについての関係も掘り下げて語られます。
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retweeted at 17:06:05
おお、柳田がそんな活動を! 賢治は確か、自身の詩を自らエスペラント語に翻訳もしていたのでしたよね。賢治のエスペラント詩、どのような響きを帯びたのか? 朗読など聴いてみたいですね! @yasu_kum: 国際連盟委員を務めた柳田国男は連盟の公用語にしようと(…)佐々木喜善や賢治
posted at 17:02:10
国際連盟委員を務めた柳田国男は連盟の公用語にしようとしてベルクソンに潰されるのですね。佐々木喜善や賢治もエスペランティストで…@atoreidesエスペラント、北一輝や石原莞爾、或は大本教もエスペラント語を広めようとする運動に関与していて、その拡がり興味深いものが()
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retweeted at 16:49:40
この辺りの詩人間の、先行する詩作に対する了解の差異、突き詰めていかれることついつい期待してしまうのだけれど、この石原吉郎-北村太郎対談では、北村太郎、主に聞き役に回って「反論」まで行っていくことはなく。 しかし、「現代詩」の断層は十二分に伺われて。
posted at 16:48:57
北村太郎、石原吉郎が詩作の切っ掛けとして立原道造を挙げたのに対しては、「僕なんか堀辰雄だとかね、立原とかあんまり好きじゃないんですよ。概して言うとね、荒地の連中っていうのはまあ戦争中の記憶やなんかあるもんですからね。」 ただ、吉本隆明は「立原道造なんか相当好きだった筈」と語り。
posted at 16:38:18
『荒地』創刊メンバーの詩人北村太郎が、石原吉郎の「(萩原朔太郎の詩を読んだことが)あれは何というかな、僕にとっては一つの事件でしたね」との発言に対して、「ああ、そうですか。」と、文章ではニュアンスを聞き取れぬものの、短い受け答えですませているそのリアクションも面白く。
posted at 16:28:51
…朔太郎詩から石原吉郎が受け取った了解は、戦後日本で形成されていた「現代詩」に、満州、シベリアを経由して昭和二十九年になって突如侵入してきた石原詩の基底を伺わせるかのようで…。
posted at 16:19:43
萩原朔太郎の詩、現代の自分などは、まずその詩句の作りだす音楽性に圧倒されてしまうのだけれど、朔太郎詩に音楽性とは別な可能性、先行する音楽的な言葉からの断絶をかぎ取っていく石原吉郎の視座は興味深く。このあたりの、朔太郎詩から石原が受け取った了解は…
posted at 16:13:35
石原吉郎―北村太郎対談『「サンチョ・パンサの帰郷」の周辺』読み返し。ハルピン時代の石原の萩原朔太郎体験記述 「(朔太郎詩をまとめて読んだ)あの時までは、僕は詩は音楽に近いものって考えていたわけで。あの時に、むしろイメージに近い―そういう形で詩が書けるということをはじめて知って…」
posted at 16:07:37
エスペラント、北一輝や石原莞爾、或は大本教もエスペラント語を広めようとする運動に関与していて、その拡がり興味深いものが。 石原吉郎は1935年東京外語ドイツ部時代にエスペラントサークルを作り、〈ポ・エ・ウ〉(プロレタリア・エスペランチスト同盟)とも会合を持ったのだとか。
posted at 15:58:11
新刊読書寸評『はみ出し者たちへの鎮魂歌 近代日本悼詞選』正津勉著。詩人が書く散文はこうなる。独特な正津氏の文体に発奮する。大石誠之助、永山則夫、鹿野武一など、送るほうも送られるほうもはみ出し者、そして詩人的生き方。鮎川信夫はスーパーマリオのゲームの最中に倒れたとは知らなかった。
Retweeted by アトレイデス
retweeted at 15:48:30
『日本エスペラント運動人名事典』(ひつじ書房)で早速、吉野作造、石原吉郎、鹿野武一を引いてみる。限られた字数の中で基本的な事項を要領よくおさえていて、また参考文献が充実。見事。特に、鹿野武一の項で、松浦寿輝「鹿野武一の沈黙」(『UP』2006.10)があげられているのに、感嘆!!
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retweeted at 15:47:59
@atoreides 「石原吉郎」は未読なのに気になったのは、高杉一郎「スターリン体験」(岩波現代文庫)でソ連収容所に抑留中の石原のエピソードを読んだことがあるからだったか。ここには鹿野武一とエスペラントで会話したなどという話がのっていた。
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retweeted at 15:42:48