斎藤環 対談集『臨床のフリコラージュ——心の支援の現在地』青土社@pentaxxx
加害者対策に腰の重い学校側に対して精神科医に簡単に出来ることは、「いじめ被害による」という原因を明記した診断書や意見書を発行すること。「そういう診断書を書きましょうか」とやんわり提案しただけで事態が動いたこともあるほど、学校側はこの種の文書の存在を忌避しようとする。
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斎藤環 対談集『臨床のフリコラージュ——心の支援の現在地』青土社@pentaxxx
加害者対策に腰の重い学校側に対して精神科医に簡単に出来ることは、「いじめ被害による」という原因を明記した診断書や意見書を発行すること。「そういう診断書を書きましょうか」とやんわり提案しただけで事態が動いたこともあるほど、学校側はこの種の文書の存在を忌避しようとする。
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需要があろうがなかろうが、出来たものは放出。祥伝社ノン・ノベルのリスト
http://alisato.web2.jp/book/list/nv/non-nv_a_pub.htm…
SF伝奇/ライトノベルの関係でいうと、古くは平井和正のウルフガイシリーズ、80年台からの夢枕獏と菊地秀行、最近では上遠野浩平『ソウルドロップの幽体研究』あたりが有名。
posted at 10:42:35
祥伝社は自前の新人賞をもっていないので、ノン・ノベルに書いているのは、どこからかスカウトしてきた人なわけです。だから登場する顔ぶれをみていくと、日本のエンタティメント系作品の縮図が見える気がしないでもない。
http://alisato.web2.jp/book/list/nv/non-nv_a_pub.htm…
posted at 10:45:43
初期のもので興味深いのは松本清張『人間水域』かな。通番で12なので、本来ならば1973年末に出ていてもおかしくないのに、なぜか1975年刊行。そして、角川文庫版の『人間水域』は1974年2月刊行。あれれ~? ちなみに親本の『人間水気』は1970年に祥伝社から出てます。
posted at 10:52:26
想像するに祥伝社では自分のところで出た本だから、当然ノン・ノベルにも入れさせてもらえるだろうと思ってラインナップに入れていたら、その前に角川文庫が持ってちゃったんですな。文庫と新書では読者層が重ならないからと、一年後にノン・ノベルでも出したとかそんな感じじゃないのかな。
posted at 10:56:17
松本清張『人間水域』は、1970年に祥伝社が創業したときに松本清張がご祝儀でくれた作品らしいので(梶山季之「大文豪が祥伝社に餞け」という文章がある。http://www002.upp.so-net.ne.jp/kenha/kaji_s6.html…)、祥伝社としてはどうしてもラインナップに入れたかったんでしょう。
posted at 11:05:34
祥伝社は光文社(音羽グループ=講談社系列)から出た人たちが、小学館(一ツ橋グループ)のバックアップで作った会社だそうで(Wikipediaとかhttp://kaze.shinshomap.info/interview/editor/14/01.html…とか参照)、光文社のカッパ・ノベルズは松本清張のホームグラウンド。
posted at 11:12:01
1974年に平井和正のウルフガイシリーズがノン・ノベルに入ります。これが大ヒット。ハヤカワ文庫SFで4冊でていたものが、ノベルズ版では3冊にまとまって、さらに『宝石』で連載していた分を『狼は泣かず』『人狼戦線』として刊行。
http://homepage3.nifty.com/hiraist/wolf/adult.html…
posted at 11:46:32
アダルト・ウルフガイシリーズは、どーんとまとめて連続刊行。初期のノン・ノベルは同じ作家の作品をまとめて出すことがありました。半村良の『闇の中の系図』シリーズとか豊田有恒のヤマトタケルシリーズとか。
posted at 11:50:44
平井和正のウルフガイシリーズは後に角川文庫に入ります。松本清張『人間水域』の件もあるし、ノン・ノベルって角川春樹の頃の角川文庫と路線が重なってるなーという印象。新書と文庫のうちは住み分けができてたんですが、角川書店がカドカワノベルズを出してきてモロに影響を受けたようです。
posted at 12:01:25
祥伝社ノン・ノベル 年別刊行数グラフ http://alisato.web2.jp/book/list/nv/non-nv_p_chart.htm… 1980年~1983年のあたりが微妙に落ち込んでおります。1981年は豊田有恒のヤマトタケルシリーズのまとめてどーんがあったので多いですけど、落合恵子の名前があるあたりで、あれ?と思ったり。
posted at 12:12:08
カドカワノベルスは1981年に60冊出していたので、作家の取り合いになってもおかしくないかなと思います。他のレーベルも調べてみないといけませんが。で、そんなところへ、ノン・ノベルには夢枕獏と菊地秀行という二大超新星が現れるのです。
posted at 12:21:00
@ailsato 「文庫と新書では読者層が重ならない」これわかります。読んだ時期もあるのですが、新井素子さんのあとがきかエッセイの影響で平井和正のウルフガイを読みましたけれど、角川文庫でした。学生に新書は高かったのと、幻魔大戦と重なってしまった影響で、平井さん=角川文庫でした。
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retweeted at 13:23:18
@ailsato お二人ともノベルズでは超新星ですよね。朝日のソノラマ文庫読者は、本の単価が上がってどちらを追いかけるか選択を迫られたような状態でした。
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retweeted at 13:23:22
夢枕獏も菊地秀行もソノラマ文庫出身なので、ノン・ノベルに書くことで若い読者も流入したんだろうなと思っていたら、まさにリアルタイム読者の証言が。
https://twitter.com/tangerine_cat/status/267841885836554240…
posted at 13:40:46
菊地秀行は吸血鬼ハンターDの女性読者もだいぶ引き連れていったんだろうなーと思いました。ノン・ノベルってウルフガイシリーズのおかげで、女性でも手を出しやすいレーベルでありましたし。おまけに『魔王伝』のメフィストが……。
posted at 13:46:33
阿島俊『漫画同人誌エトセトラ'82-'98』によりますと、1987年に高河ゆんのサークルが『魔王伝』のパロディで小ブームを起こしたとあります。『銀英伝』『孔雀王』の小ブームもあったと。(p.103)
1985年からのC翼同人ブームとやおいの台頭と新書ノベルズの変化がほぼ並行。
posted at 13:52:49
@ailsato CLAMPも魔王伝と孔雀王の同人誌だしてたりそこそこのブームだった気がでもC翼なんかと規模が違うから小ブーム扱いなのかな?
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retweeted at 14:04:25
『魔王伝』のブームは「同人誌の人気作家が主導する形での同人誌内でのブームという新しい流れ」という解説がされてますね。@natuki_mokoko
posted at 14:08:51
@natuki_mokoko @tangerine_cat ノベルズは中高生にはなかなか手がでないお値段なんですよね。私も文庫になってなかったアダルトウルフガイが高くて買えず、友だちから借りましたw
posted at 14:10:47
菊地秀行のノン・ノベルでの刊行冊数は、とんでもないです。
http://alisato.web2.jp/book/list/nv/non-nv_2k.htm#186…
この他にソノラマ文庫と各種ノベルズレーベルにも書いてるわけで……。
posted at 14:21:03
92年くらいに通巻100冊記念見た覚えがありますね…デビューして十年くらいで… RT @ailsato: 菊地秀行のノン・ノベルでの刊行冊数は、とんでもないです。 (略)http://alisato.web2.jp/book/list/nv/non-nv_2k.htm#186… この他にソノラマ文庫と各種ノベルズレーベルにも書いてるわけで……。
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retweeted at 14:38:46
夢枕獏と菊地秀行の登場で勢いのついたノン・ノベルですが、大陸書房が倒産した翌年1993年あたりで様子が変わります。いきなり刊行点数が増える。1992年は34点、1993年は42点。大陸ノベルズの書き手が流入したにしても……。
posted at 15:12:18
出版社的には少ない点数で部数が出たほうが美味しいはずなので、これはあまりよろしくない兆候ではと思っているうちに刊行点数グラフの数値はどんどん下がっていき……。2000年以降新書ノベルズは冬の時代なんじゃないかと思います。
posted at 15:20:52
多分、物価と景気が関係してるかと RT @ailsato: 出版社的には少ない点数で部数が出たほうが美味しいはずなので、これはあまりよろしくない兆候ではと思っているうちに刊行点数グラフの数値はどんどん下がっていき……。2000年以降新書ノベルズは冬の時代なんじゃないかと思います。
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retweeted at 15:27:54
新書ノベルズの低迷は物価や景気はもちろんですが、読者層の高齢化もあるんじゃないかなと思います。エロスとバイオレンスなノベルズのメイン読者といったら30代40代男性会社員が想像されたりするわけですが、今の30代ってロードス島を読んでた人たちデスヨ。
posted at 15:35:51
90年代後半からラノベ系といえるノベルスがいくつか出ているけど、どれも苦戦してる。スクエニのEXノベルスとか錚々たるメンツを集めてるけど…あそこらの苦戦の原因は、突き詰めれば定価が子供の小遣いではカバーしきれない高さだったからだと思う。大陸ノベルスとか700円台で買えたんだぜ?
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retweeted at 16:29:02
90年代後半からのノベルスは、架空戦記がしばらく強かったと記憶している。あと新本格とか講談社とか徳間とか…あそこらが売れなくなった理由はよくわからん。マニア向けに極まったという考え方もあるけども、むしろ定価の上昇と不景気との複合要因であったのかもしれない
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retweeted at 16:29:34
ああ、そうか、それを考えると、やっぱりネックは値段でしょうかね。高くて売れない→売り場が狭まる→露出度低下でさらに売れないのスパイラル。 RT @SagamiNoriaki: 90年代後半からラノベ系といえるノベルスがいくつか出ているけど、どれも苦戦してる。
posted at 16:34:10
@tangerine_cat @natuki_mokoko @SagamiNoriaki ツイートを使わせていただきました。問題ありましたら対応しますのでご連絡ください。 http://togetter.com/li/406148
posted at 19:54:49
まとめました→祥伝社ノン・ノベルについて - Togetter http://togetter.com/li/406148
posted at 21:56:00
夕食:鶏手羽のポトフ、大根とアボカドのサラダ、カボチャ煮、ゆかり御飯。
鶏手羽は煮る前にグリルで軽く焼いたら、アクの少ないすっきりスープになった。次からはこのやり方でやろう。
posted at 22:23:27